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平成31年 賀詞交歓会

 平成31年1月21日(月)15時30分〜17時 一般社団法人日本配線システム工業会の新年賀詞交歓会を、第一ホテル両国の25階アジュールで開催いたしました。
 当日は、ご来賓39名,会員60名を含む104名の方々にご出席いただきました。

開会挨拶
〔概略〕
 2018年を振り返りますと地震や大規模水害等の災害が多くあり、多くの方が被災されご苦労をされたという記憶が非常に多い年でしたので、2019年は静かな年になるよう祈願しているところです。2019年は5月に改元があり平成としては最後の賀詞交歓会となります。また、10月には消費税増税が予定されていますが、これによる影響については業界内でいろいろな考え方があるのかと思いますが、大きくは影響しないものと思っております。
当工業会の2018年度の需要予測は、新設の住宅着工の減少もあり出荷金額ベースで対前年99%の伸長率で、金額では976億円となるとみています。残念ながら住宅市場の減少に伴って当業界の伸長が厳しい状況の中、2019年度は出荷金額ベースで対前年99.1%で金額では968億円と予測しています。2019年度は消費税増税の影響で上期・下期が少し動くかもしれませんが、大きな差はなく2018年度から伸長しないといった状況にあると思います。
当工業会は第5次中期計画の5大テーマに沿って活動を進めさせて頂きます。その中でも大きなテーマである安全に関わるテーマについてAIやIOTといったものを中心に制御されるものが多くなる中で、当工業会のスイッチ類、開閉器というところが遠隔操作で制御される時代になりつつありますので、これに対し技術的な要求事項等をまとめて提案するなど業界としての取り組みを進めていきます。また、スイッチ・コンセント類は10年、住宅用分電盤は13年、テーブルタップは3から5年といった交換の目安を当工業会で設定しましたので皆様により安全に使っていただくためのPRをいろいろな活動を通じて進めていきたいと考えています。大地震災害も多くなってきていますので、感震機能付き住宅用分電盤についても普及活動を進めていきます。もう一つのテーマとして新規分野の取り組みですがAI、IOTといった新しい接続を念頭にEVなどの接続等いろいろなことを、本日ご出席の方々と新たに取り組み進めていけたらと考えていますのでご支援・ご指導のほどよろしくお願いいたします。

平岡 敏行会長

ご来賓挨拶
〔概略〕
 2018年は災害が多い年でした。振り返りますと、私が役所に入所した年の明けて1月が阪神淡路大震災が起こった年で当時現地に派遣されボランティア活動を行ったことを思い出します。2018年は大阪、西日本等で台風災害、北海道でブラックアウトという災害があり、そうした中で皆様が普段お造りいただいて販売していただいている配線器具等様々な機器について我々の生活を支えていただいている重要な産業だと改めて思います。
震災時の火事をなくすための感震ブレーカの普及活動など改めて感謝を申し上げます。今年、国土強靭化の一つの大きなテーマとなってくると思いますので是非皆様には引き続き、生活・インフラをしっかり支えていただきたいと思います。
2019年は5月に改元があり、10月には消費税増税があり、最近の住宅着工の伸び悩んでいる中で、消費税増税対策の中でも住宅については相当テコ入れをしています。皆様の製品が直接の補助対象ではないかも知れませんが、住宅市場が大きくなっていけば皆様の業界もますます元気になるものと思います。
先々週世耕大臣とアメリカで開催のCES(コンシューマエレクトロニクスショー)を見学してきました。去年は自動運転が非常にブームでしたが、今年は5G等いろいろありましたが、1つ新しい分野でデジタルヘルスでありスリープテックという睡眠のテクノロジーを加えたスマートハウスがありました。今まで小さかった母数がどんどん大きくなって住宅というものの概念が変わっていくのだろうと思います。
昨年サンドボックス制度という規制緩和をしていく制度ができ、その中でPLC(パワーラインコミュニケーション)があります。こういったところのコンセントなども増えてくると思います。
11月11日は配線器具の日で、消費税増税をしてからちょうど1か月なのでおそらく住宅やそれに関わる産業がどんどん広がっていくタイミングだと思いますので是非頑張っていただきたいと思います。政府の立場からやれることは限られていますが、PLCの規制緩和や消費税増税対策などで皆様と手を取り合いながら今年も頑張っていきたいと思っていますので何卒よろしくお願いいたします。


経済産業省 情報産業課長
菊川 人吾様

乾杯
<白澤 満副会長>
中締め
<河村 誠悟副会長>
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